本ページでは、シルバーロイが提供しているサービスの範囲、扱っている超硬合金の材種、超硬合金の事例などを掲載しています。超硬合金の開発や製品加工の依頼先を探している方は、比較・検討の材料としてご活用ください。
超硬素材の製造・販売を手がけているメーカーです。超硬合金の他、サーメット、セラミックス、銅タングステン、銀タングステン、ヘビーメタルなどを扱っています。1971年に「シルバーロイ製作所」として創業し、1976年から現在の社名へ変更されました。
兵庫・鳥取に工場と研究所を展開している他、埼玉・愛知にも営業所を構えています。
超硬合金の素材設計から焼結、仕上げ加工までを一貫対応しています。これは、自社の研究所を保有しており、高温高圧焼結装置や真空焼結炉などの設備を備えているからできること。
また、角形状の超硬合金は、午前10時半までの注文で当日発送する「ワンデイサービス」を実施。10時半以降に注文したものと、丸形状の超硬合金は翌日発送となります。1個から注文できる点や、高速自動プレスで多量生産に対応している点もポイントです。
シルバーロイが開発した中でも、特に注目したいのが「Q/QSシリーズ」。磁場の影響を受けにくい超硬合金です。
例えば、磁性のある金属(鉄やニッケル、コバルトなど)を加工する際に、Q/QSシリーズの金型・工具を使えば加工対象がくっついたり、セット位置がズレたりするのを防げます。
微弱な電気信号や磁場を測定・制御する機器(MRI/CT/心電図など)の部品材料としても優秀です。磁場による測定値の乱れや誤動作を防げます。
耐摩耗性を重視する製造現場には、「SHシリーズ」を提供しています。特殊な硬質炭化物をバランスよく分散させた合金設計により、最高硬度HRA94.7を実現しているのがポイントです(※SH10の場合)。
これは、JIS規格の耐摩耗用超硬合金の中で、硬度分類の最高ランクにあたります(※)。高温環境で強度や耐摩耗性を維持できるのも強みです。
シルバーロイが扱っている超硬合金材種のスペックを一部紹介しています。
| 材種 | 硬さ(HRA/Hv) | 破壊靭性値 (MPa・m1/2) |
高温硬さ(Hv) |
|---|---|---|---|
| QS15 | 92.5 / - | - | - |
| Q2 | 90.8 / - | - | - |
| QS25 | 90.0 / - | - | - |
取り扱い材種はメーカーによって異なるので、他社の情報を知りたい方はメーカーの一覧ページをご確認ください。
ここでは、耐蝕性超硬合金の導入企業データを基にした実例を掲載しています。
製造現場で使用していた従来の金型と、耐蝕性超硬合金採用後の金型を比較したところ、寿命が約2~10倍延びていることが分かりました(※比較条件は公開されていませんでした)。
金型寿命が延びた要因の一つは、耐蝕性超硬合金が「腐食」に強いためです。例えば、放電(スパーク)を利用して金属を削る「ワイヤーカット加工」を続けると、電気のダメージが金属表面に蓄積します。
その影響による腐食(金属表面の変色やザラつき、溶けやサビ、割れなど)を抑えられるのが耐蝕性超硬合金です。
2025年度の展示会・イベント出展情報はありませんでした(2025年6月時点)。
シルバーロイは、磁場の影響を受けにくい「Q/QSシリーズ」を扱っているのが強みです。
MRIやCT、心電図、真空装置など、磁場の影響を受けやすい機器の構造部材を探している医療・分析機器メーカーに適しています。1個の注文から大量生産まで対応しているため、規模を問わずに依頼可能です。
本サイトでは、業種別に超硬合金メーカーを紹介しています。超硬合金の依頼を検討している方はぜひ参考にしてください。
| 社名 | 株式会社シルバーロイ |
|---|---|
| 創業 | 1971年 |
| 所在地 | 本社・工場:兵庫県加西市大内町73-1 姫路工場:兵庫県神崎郡福崎町南田原2035 小野工場:兵庫県小野市広渡町611など (他、複数拠点あり) |
| TEL | 本社・工場:0790-44-0603 ※本社・工場以外の拠点は電話番号を公開していませんでした。 |
| URL | http://www.silveralloy.co.jp/jp/ |
引用元:トーカロイ公式HP(https://www.tokaloy.co.jp/)
引用元:ノトアロイ公式HP(https://www.notoalloy.co.jp/)
引用元:シルバーロイ公式HP(http://www.silveralloy.co.jp/jp/index.htm)