日本特殊合金

目次

本ページでは、日本特殊合金が提供する超硬合金の技術や性能、対応製品、実績、展示会出展情報などを紹介しています。超硬合金素材の調達先を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

日本特殊合金とは?

愛知県蒲郡市に本社を構える超硬合金メーカーです。1969年の設立以来、粉末冶金技術を核とし、超硬合金およびサーメット製品の製造・販売を行っています。

材料開発から加工・仕上げまで一貫して社内で完結できる点が強みです。東京製綱グループの一員として、長年にわたる技術開発力と生産体制の強化に取り組み、品質と精度の両立を目指した製品を自動車、電子、機械、鉄鋼、医療など幅広い業界へ供給しています。

日本特殊合金の
超硬合金加工の特徴

超硬合金による精度を追求した
切削工具素材の提供

超硬合金素材を用いた精度の優れた切削工具素材を提供しています。素材の形状は顧客の要望に応じて設計され、取り代を抑えることで、後工程の加工負荷を軽減。

これにより、工具製造の高能率化と品質安定に寄与します。また、同社の切削工具用超硬丸棒素材は、高硬度と靭性のバランスを考慮しており、ドリルやエンドミル、リーマーなど様々な工具への応用が可能です。

材料品質と供給体制にも定評があり、在庫管理や納期対応面でも安心感があります。

超硬合金の耐摩耗性を生かした
部品供給

優れた耐摩耗性を活かし、自動車・電子・医療分野を中心に高寿命部品の供給を行っています。例えば、プレス金型部品や摩耗工具、成形ダイスなどには、過酷な使用環境下でも性能を維持できる超硬合金が不可欠です。

使用現場からのフィードバックをもとに材種開発や改良が行われており、現場のニーズに根差したものづくりも特長のひとつ。特に靭性と硬度のバランスを調整した専用材種の提供により、部品の長寿命化・保守コスト削減に貢献しています。

バインダレス超硬合金による
高精度金型製造

バインダレス金型は、日本特殊合金が誇る先端技術の一つです。従来の超硬合金では結合材としてコバルトなどのバインダーを使用しますが、バインダレスではこれを排除し、より均質な組織が得られます。

これにより、気孔(ポア)を排除した表面品質に配慮した金型の製造が可能に。ガラスレンズや光学部品など極めて精度が求められる用途に適しています。

また、組成変更によって熱膨張特性のカスタマイズもでき、加工精度や耐熱性に優れた製品が実現可能です。こうした特徴からバインダレス技術は、精密成形用途への応用が期待されています。

日本特殊合金が扱っている
超硬合金材種

日本特殊合金が扱っている超硬合金材種のスペックを一部紹介しています。

▼左右にスクロールできます。
材種 硬さ(HRA/Hv) 破壊靭性値
(MPa・m1/2)
高温硬さ(Hv)
FN10 91.8/ - - -
ZN15 92.0/ - - -
DN10 93.0/ - - -

取り扱い材種はメーカーによって異なるので、他社の情報を知りたい方はメーカーの一覧ページをご確認ください。

超硬合金メーカーの一覧を見る

日本特殊合金が対応できる
超硬合金の加工/製品製造

  • 切削工具用 超硬丸棒素材
  • 超硬ダイス
  • ガイドロール
  • 丸鋸チップ
  • インサートチップ素材 など

日本特殊合金の
製品加工事例/納品実績

公式HPに記載がありませんでした。

日本特殊合金の展示会・イベント出展情報【2025年度】

2025年7月以降のイベント情報がありませんでした。 ※2025年6月時点

日本特殊合金のまとめ

超硬合金を軸とした素材開発から製品加工までを一貫して手がける技術集団です。切削工具、摩耗部品、精密金型といった用途に対し、それぞれの課題やニーズに即した超硬合金を設計・供給しています。

また、国内生産にこだわり、品質の安定性や納期面の対応にも優れています。長年培ってきた粉末冶金技術と先端の設備によって、進化を続ける製品群は、多様な産業の生産性や精度向上に大きく寄与しています。高耐久・高性能な超硬合金製品を求めるメーカーにとって、日本特殊合金は心強いパートナーとなるでしょう。

本サイトでは、業種別に超硬合金メーカーを紹介しています。超硬合金の依頼を検討している方はぜひ参考にしてください。

業種別のおすすめ
超硬合金メーカー3選を見る

日本特殊合金の基本情報

社名 日本特殊合金株式会社
創業 記載なし(設立:1969年9月10日)
所在地 愛知県蒲郡市豊岡町白山11-3
TEL 0533-69-1100
URL https://www.ntg-tokyorope.co.jp/
【業種別】超硬合金メーカー3選
大量生産に対応する 自動車部品・金型メーカー
向け
トーカロイ
トーカロイ
引用元:トーカロイ公式HP(https://www.tokaloy.co.jp/)  
高刃立ちの素材で、切断品質と
寿命を両立し大量生産に応える

超々微粒子構造と最大HRA95.0の高硬度設計により、大量生産を行う環境でも切削品質が長時間持続。工具交換頻度の抑制による高稼働で生産性向上が可能。

金型の寿命を約55倍、刃物の寿命を約100倍に改善(※)した実績があり、工具の交換頻度を軽減。

大型・重量部品を扱う 構造部品メーカー
向け
ノトアロイ
ノトアロイ
引用元:ノトアロイ公式HP(https://www.notoalloy.co.jp/)
重量・長尺の超硬部品にも対応する
大物加工の頼れる選択肢

外径φ500mm、長さ1,000mmに対応する大物超硬加工設備を備え、重量物や長尺・高荷重部品の加工をピンホールが除去された高品質で提供できる。

他社で断られることの多い、重機部品における金型の大型化・複雑形状に応える供給体制を整備。

非磁性・クリーン対応が必須な 医療・分析機器メーカー
向け
シルバーロイ
シルバーロイ
引用元:シルバーロイ公式HP(http://www.silveralloy.co.jp/jp/index.htm)
非磁性で高硬度・高強度を両立
磁場に左右されない精密超硬材

医療・電子・真空機器などで、非磁性かつ高硬度・高耐蝕性が必要な環境に対し、非磁性超硬合金を提供。

非磁性と塩分・化学薬品に対する高耐蝕性、HRA90.8・抗折力約4,400MPaの強度により、磁場干渉や薬液劣化を防ぎ、精密部品の高寿命化に寄与。

※参照元:トーカロイ公式HP(https://www.tokaloy.co.jp/proposal