ここでは、MMCリョウテックが提供しているサービスの範囲、扱っている超硬合金の材種の性能や、対応できる超硬合金の加工/製品製造について掲載しています。超硬合金の開発や製品加工の依頼先を探している方は、比較・検討の材料としてご活用ください。
2017年より主に建設工具を扱った超硬製品ブランド「DIAEDGE」を展開してきたメーカーです。2025年4月1日よりグローバル市場での競争力向上を目指し、ブランド名を「三菱マテリアル」へ変更しました。社名も、2025年7月1日以降に「三菱マテリアルハードメタル」へ変更される予定です。
炭化タングステン(WC)とコバルト(Co)を基材とした独自配合により、業界や用途に応じた超硬合金をオーダーメイド開発でき、より自社の課題に合った製品を作れる点が大きな強みです。開発できる超硬合金は、「超微粒」「中粒」「粗粒」という3系統に分類され、それぞれ特性が異なります。
超微粒超硬合金は高い精度と耐摩耗性を発揮するため、切削工具や電子部品向き。中粒超硬合金は衝撃耐性を重視した構造なので、鉱山の削岩や土木工事、道路工事などに使用される工具に適しています。粗粒超硬合金は高い耐久性を誇り、鉄鋼業界で使われる耐摩耗工具に活用可能です。
MMCリョウテックは、素材の特性を引き出す加工ノウハウを持ち合わせています。複雑形状の加工、特注部品、精密工具の製造にはNC工作機械を駆使して対応。量産時の均一性と生産効率を両立するため、プレス工程を自動化しているのも特徴です。
また、HIP(熱間静水圧プレス)による焼結処理を行うことで、内部欠陥のない高密度な製品に仕上げています。
三次元測定機やワイヤレス連携されたノギス・マイクロメーターを使用し、測定データをリアルタイムで自動記録することで、ヒューマンエラーのない検査体制を構築。経験豊富な検査スタッフによる目視検査や判断技術も併用して、図面通りの形状や性能を実現しています。
また、1996年から2025年現在まで継続してISO9001認証を取得しているため、信頼性の高い品質管理体制が構築されています。一連の工程を社内で完結し、外注による品質のばらつきや納期の遅延を防いでいるのが特徴です。
MMCリョウテックが扱っている超硬合金材種の性能を一部紹介しています。
| 材種 | 硬さ(HRA/Hv) | 破壊靭性値 (MPa・m1/2) |
高温硬さ(Hv) |
|---|---|---|---|
| QF10 | 93.5 / 2,000 | 5.5 | - |
| MF10 | 93.0 / 1,900 | 5.8 | - |
| SF10 | 92.7 / 1,830 | 6.6 | - |
取り扱い材種はメーカーによって異なるので、他社の情報を知りたい方はメーカーの一覧ページをご参照ください。
公式HPに記載がありませんでした。
2025年7月以降のイベント情報がありませんでした。 ※2025年6月時点
切削工具や建設工具、電子部品など、幅広い用途に合った超硬合金を開発できるMMCリョウテック。高い加工技術と厳格な品質検査体制を兼ね備えているのが強みです。
製造したい超硬合金素材部品・金型の形状が複雑で「対応できない」と断られた、または「性能が下がる」と言われたことがある企業は一度相談してみるとよいでしょう。
本サイトでは、業種別に超硬合金メーカーを紹介しています。超硬合金の依頼を検討している方はぜひ参考にしてください。
| 社名 | MMCリョウテック株式会社 (2025年7月1日以降は「三菱マテリアルハードメタル株式会社」に社名変更) |
|---|---|
| 創業 | 1958年 |
| 所在地 | 本社:岐阜県安八郡神戸町横井中新田1528 (三菱マテリアル岐阜製作所内) 素材事業部 守谷工場:茨城県守谷市百合ヶ丘1-2371 素材事業部 つくば工場:茨城県常総市古間木1511など(他、複数拠点あり) |
| TEL | 本社:0584-27-1211 素材事業部 守谷工場:0297-45-7933 素材事業部 つくば工場:0297-42-7046など (他、複数拠点あり) |
| URL | https://www.ryotec.co.jp/ja/ |
引用元:トーカロイ公式HP(https://www.tokaloy.co.jp/)
引用元:ノトアロイ公式HP(https://www.notoalloy.co.jp/)
引用元:シルバーロイ公式HP(http://www.silveralloy.co.jp/jp/index.htm)